大会史上、最も少ないゴミ排出を記録
湘南国際マラソンが推進する環境配慮の取り組み
2025年に開催した第20回湘南国際マラソンにおいて、環境配慮型大会として継続してきた取り組みにより、 大幅なゴミ排出量削減を達成しました。
2025年大会では、定員に達する26,000名がエントリーし、そのうち22,639名が出走しました。
大会当日のゴミ排出量は2,274kgとなり、2022年大会以降、4大会にわたって継続して取り組んできた ゴミ削減施策の成果が結実し、湘南国際マラソンの開催史上、最も少ないゴミ排出量を記録しました。
マイカップ・マイボトルマラソン導入以前の2019年大会では、ゴミ排出量が11,495kgに達していましたが、 段階的な施策強化と参加者の高い理解・協力により、2025年大会では約76%の削減を実現しています。
「マイカップ・マイボトルマラソン」
湘南国際マラソンでは、「環境配慮型マラソン」を大会の重要な柱の一つと位置づけ、 SDGsの考え方を大会運営に積極的に取り入れてきました。
その象徴的な取り組みが、給水所で「使い捨てカップ・ペットボトル」を使用しない 「マイカップ・マイボトルマラソン」です。
参加ランナーが各自でカップやボトルを携行することで、 給水所から発生する大量の使い捨てゴミを抑制します。
さらに、いつでも水分補給が可能となり、マラソン体験の快適性と安全性の向上にもつながっています。 実際に、大会に参加した約95%のランナーから本取り組みへの賛同を得ており、 その有用性が評価されています。
「クリーンスタートプラン」
マイボトルマラソンに加え、スタート地点でのゴミ排出削減を目的とした 「クリーンスタートプラン」も、近年特に注力している施策の一つです。
クリーンスタートプランは、マラソンのスタートに着用していた防寒用ウェアをコース上で預け、 レース後に返却を受けられる仕組みです。
本取り組みは、マラソンのスタート時に寒さ対策として着用された使い捨てウェアの多くが、 スタート直前に路上へ廃棄されてしまうという課題を背景に生まれました。
それらを回収するボランティアの負担軽減と、限りある資源を大切にしたいという思いから、 2024年よりクリーンスタートプランを開始しています。
本取り組みに参加した約3,000人のランナーからは、 「ビニール製レインコートが散乱しておらず気持ちよかった」 「路上に廃棄してしまう罪悪感から解放された」といった、 ゴミ削減の観点でのポジティブな声が多く寄せられました。
あわせて、「当日の気温に応じて着用するウェアを選べたのが良かった」 「通常のマラソンスタート前では着用しにくい薄手のダウンで暖を取れた」など、 快適性を評価する声も挙がっています。
アンケートでは、参加者の約93%が「クリーンスタートプランに申し込んで良かった」と回答しました。
「Tシャツ・シューズ回収」
今大会も環境配慮の一環として大会スペシャルスポンサーの株式会社ゴールドウイン、 THE NORTH FACEと共同しリサイクル・リユースできる物品を回収しました。
| 回収物 | 回収量 |
|---|---|
| シューズ | 167kg |
| Tシャツ | 165kg |
| 合計 | 332kg |
環境配慮取り組み内容一覧
大会における環境負荷を抜本的に削減する為の10 の取り組みです。
| ①ペットボトル31,500本 | → | 全廃 |
|---|---|---|
| ②紙コップ・プラカップ50万個 | → | 全廃 |
| ③フィニッシュ後配布ペットボトル(26,000本) | → | 全廃 |
| ④上記①〜③に伴う梱包段ボール、ゴミ袋、ゴミ箱 | → | 大幅減 |
| ⑤参加賞Tシャツ | → | ペットボトルリサイクルによる繊維を使ったTシャツ 今後のエコイベントへの参加ユニフォームとなります |
| ⑥スタッフウェア | → | ペットボトルリサイクルによる繊維を使ったウェア 使用後は回収し、リユースを基本とします |
| ⑦荷物袋 | → | 植物由来の素材活用 使用後のリサイクル |
| ⑧大会プログラム | → | 大幅なページ数削減と電子化 |
| ⑨容器・包装など | → | 植物由来の素材活用 リターナブルの仕組み導入 |
| ⑩エコ・フレンドシップ | → | 資源分別ステーション、エコ・ランナー、エコ・スイーパー |
「給水システム」を導入することによるCO2削減効果は、約6トンとなります(上記図表①②③④の合計値)。
これは、500㎖のペットボトルに使われている資源を、約17万本分削減した場合と同等の効果となります。
SDGsへの貢献
マラソンの給水システムを地域の災害に役立てます。防災協定
大磯町・二宮町と湘南国際マラソンは防災協定を結び、 災害が起きた際にマラソン大会の給水システムが役に立つように 日本で初めての防災協定を締結し、地域に貢献できることを目指します。