マイカップ・マイボトルマラソンの効果
ゴミ排出8,846kg減少に成功

スタートのゴミ問題に踏み込んだ、
新たなアプローチ!
クリーンスタートプラン

冬季のマラソン大会では、スタート前にランナーが防寒具として「使い捨てレインコート」や「ポリ袋」を着用し、それらがスタート後に廃棄されるという問題がありました。

このゴミの排出削減を目指し、新たな取り組み 「クリーンスタートプラン」 を導入しました。スタートから約5km 地点で着用していたウェアを回収し、レース後に返却するこの仕組みにより、スタート地点やコース上の廃棄物ゼロを目指します。
試験導入の結果、利用者の約8 割が「良かった」と回答。「薄手のダウンを着用でき快適に待機できた」「脱ぎ捨てる罪悪感がなくなった」など、好評の声が寄せられました。

また、ランナーには レース中のウェア携行を呼びかけるとともに、不要な衣類をスタート前にボランティアへ預けるよう案内。マナーの徹底を図った結果、大会で発生するゴミを約 120kg から約50kg へと大幅削減することに成功しました。
今後もゴミ排出ゼロを目指し、さらなる改善を続けていきます。
マイカップ・マイボトル方式、賛成派は約95.4%に


本大会では、2022 年より「マイカップ・マイボトルマラソン」を導入し、使い捨てコップを使用せず、参加者がマイボトル等を携帯し約200ヶ所の給水ポイントで補給する方式を採用しました。
大会後のアンケート(フルマラソン参加者対象)では、出走ランナーの約3 割にあたる4,932 件の回答が寄せられ、95.4%が賛成と回答。参加者からは「ゴミがなくコースが綺麗で走りやすい」「好きなタイミングで給水できる」「ボランティアの負担軽減につながる」といった好意的な意見が寄せられました。
さらに、2024年10 月開催の「第49 回札幌マラソン」でも同様の取り組みが採用されるなど、湘南国際マラソンの試みは広がりを見せています。
使い捨てコップ給水方式から8,684kgのゴミ削減を実現!
年々参加者が増えているにもかかわらず、ゴミの排出量は減少しており、今大会では2019年大会(使い捨てコップを使用)と比べて8,684kg減、昨年からさらに238kg削減されました。

Tシャツ・シューズの回収量242kg!リサイクル・リユースへ
昨年も大会スペシャルスポンサーのTHE NORTH FACEと共に、これらのリサイクル・リユースできる物品の回収を実施いたしました。

チャリティについての結果
本大会の趣旨である「地球環境活動」に賛同する3つの団体をチャリティ先に選定し、参加者の意志を尊重するため、2022年大会よりチャリティ募金を任意としました。
その結果、2024年は8,354名の皆様から総額4,054,000円のご寄付を賜りました。このチャリティ金額は、2024年末に各活動団体へお届けし、環境活動の支援に充てさせていただきます。
皆様の温かいご支援とご協力に、心より感謝申し上げます。
団体名 | チャリティ件数 | チャリティ金額 | ||||||
湘南国際 マラソン | ランニング パーク | ビーチサイド ウォーク | 合計 | 湘南国際 マラソン | ランニング パーク | ビーチサイド ウォーク | 合計 | |
公益財団法人 かながわ海岸美化財団 | 4,664 | 146 | 261 | 5,071 | ¥2,332,000 | ¥43,800 | ¥78,300 | ¥2,454,100 |
特定非営利活動法人 地球緑化センター | 849 | 29 | 37 | 915 | ¥424,500 | ¥8,700 | ¥11,100 | ¥444,300 |
特定非営利活動法人 浜わらす | 2,226 | 68 | 74 | 2,368 | ¥1,113,000 | ¥20,400 | ¥22,200 | ¥1,155,600 |
合計 | 7,739 | 243 | 372 | 8,354 | ¥3,869,500 | ¥72,900 | ¥111,600 | ¥4,054,000 |